「復興の科学技術」8月31日(月)現場実習を行いました

8月31日(月)に復興大学 地域復興支援ワンストップサービス事業と連携して「復興の科学技術」の現場実習を行いました。

実習行程

  • 女川町 おながわ復興まちづくり情報交流館
  • 石巻市 石巻魚市場

女川町 おながわ復興まちづくり情報交流館

はじめに、「おながわ復興まちづくり情報交流館」にて、女川町 須田善明町長より、東日本大震災による女川町の被災状況と復興事業についてご説明いただきました。 女川町は自治体の規模に対する被災率が最も高く、住家被害数は9割を超え、解体した建物は7割以上に上りました。一部の高台を除いた、行政、警察、消防、商業施設を含む、街そのものを破壊されたところから女川町の再生の歩みはスタートしました。女川町は津波の被害を受けていない平地がないため、山を切り崩してその土で嵩上げ工事を行っています。地権者のすべての同意を得た区画整理事業、地盤全体を嵩上げして巨大防潮堤に頼らないまちづくり、UR都市機構とのパートナーシップ協定、JVによるコンストラクションマネジメント方式の採用、駅、役場、病院、学校などの日常生活に必要な機能を中心に配置して人が流れるようなまちづくり等、復興事業についてお話を伺い、町長としての立場からの「ゼロならぬマイナスからのまちづくり」に、受講生は感銘を受けていました。
その後、震災以降不通になり4年ぶりの平成27年3月21日に運行を再開したJR女川駅とその周辺を視察しました。女川町の復興のスピードを実感しました。

img03 女川町須田善明町長にご説明いただく様子
女川町須田善明町長より女川町の復興状況についてご説明いただきました
須田町長の説明を真剣に聞く受講生の様子 女川駅視察の様子
須田町長の説明を真剣に聞く受講生 JR女川駅 駅舎、女川温泉ゆぽっぽ
img11 img10
JR女川駅 ホーム(石巻線) JR女川駅 駅前広場

石巻市 石巻魚市場

平成27年9月1日の全面供用開始を控えた前日に視察に訪れ、第1号の見学者として歓迎を受けました。はじめに震災前の石巻魚市場の水揚げの状況、震災当時の状況の映像を視聴しました。その後担当者より被災から新魚市場が完成するまでの流れを説明をしていただきました。被災状況は鉄骨造りの荷捌き所が屋根も含めてすべて流され、地盤沈下もしたために使えない状況になってしまいましたが、テントを張った仮設の荷捌き所で応急的に復旧、仮設の荷捌き場を遮らない形での新魚市場の建設工事が進みました。新魚市場は閉鎖型になっており、鳥獣の侵入や塵埃等の異物混入防止、人や一般車両の入場管理、電動フォークリフト導入による排ガスの汚染防止、水産物や水質の定期検査の実施等、衛生管理を徹底しています。その後石巻魚市場の水揚げの回復状況、水産加工業の復旧状況、雇用の確保、漁港施設の復旧状況等、水産業全体の復旧・復興の流れをご説明いただき、最後に見学者通路から荷捌き場を見学しました。従来の荷捌き所は屋根があるだけでどこからでも誰でも自由に入ることができましたが、現在は関係者以外が進入できないため見学者通路が設けられました。本来ならば見学者には水揚げしているところまで行き、直接魚に触れることで魚に親しんでほしいが、それでは衛生管理ができないため現在の閉鎖型になったとの話が印象的でした。

img12 img05
全面供用開始を翌日(2015.9.1)に控えた石巻魚市場 石巻魚市場に津波が襲来する様子を視聴しました
img06 img07
石巻市魚市場についてご説明いただきました 荷捌き所を見学する受講生
img08 img09
荷捌き所の様子